７月28日（水）-合宿6日目-
本日は夏空となり、気温がぐっと上がりました。
イタリアと日本の最高気温は大きく変わりませんが、湿度が違います。
同じ気温でも日本は湿度が高いため体感温度が高くなります。
大会に向けた事前合宿は、時差調整や日本の気候に慣れるためにも重要なものとなります。
本日も午前10時に練習開始。
合宿も折り返しとなり、調整は順調に進んでいます。
日を重ねるごとに、より気合いの入った声がアリーナに響き渡ります。
女子組手+61kg級のシルビア選手は、長い手足を生かしたダイナミックな蹴り技が魅力の選手です。
オリンピック代表選手を決める最終選考大会で銀メダルを獲得し、出場の切符をつかみ取りました。
シルビア選手はオリンピック以外の国際大会では、女子組手-68kg級に出場していますが、減量によるコンディション調整の難しさが常にあります。
オリンピック出場のためには、２年に及ぶポイント対象大会を戦う必要があり、途中で階級を変えるとポイントがリセットされるため、同じ階級で戦い続けてきました。
オリンピックではー68kg級と＋68kg級が統合され、一つの階級となるため、シルビア選手は今回初めて減量無く大会に挑むことができます。
この勢いのまま大会での活躍も期待しています！
午後の練習は、全体練習が中止となりましたが、チームキャプテンのブサ・ルイージ選手が個人練習を行い、突き・蹴りをコーチ・練習パートナーと調整しました。
過去３回の御殿場合宿では、御殿場西高校空手道部が練習パートナーとして参加していましたが、本合宿ではコロナ禍により残念ながら参加できませんでした。
このため、イタリアチームから頼もしい練習パートナーが来日しており、ブサ・ルイージ選手を始めとする組手選手の練習を支えています。
本日の公開練習には、36名の見学者が参加しました。
大きな声を出す応援はできませんが、アクリル版越しに、イタリア国旗の手旗を振り、精一杯心から選手にエールを送りました。
勝亦創一郎君（中学３年生）は「空手イタリアチームの迫力がすごかった。生で見ることができてよかった。東京2020オリンピックがより楽しみになった。チームのみんなに頑張ってほしい」とチームをより好きになってくれました。
明日も午前は１０時から１２時まで、午後は５時から７時まで公開練習を行います。
選手たちにとって、皆さまからの応援は心の安らぎになり、緊張を和らげることに繋がります。
応援のほど、よろしくお願いいたします！
また、今回は、皆さんに東京2020オリンピック男子形に出場するブサト・マッティア選手から、市民の皆様へメッセージです。
マッティア選手からのメッセージはこちら！
チームのムードメーカーであるマッティア選手は、圧倒的な力技の形が魅力の選手です！
みんなでマッティア選手を応援しましょう！
そして、夕食後には、歓迎書道を制作した静岡県立御殿場高等学校や、御殿場市立玉穂小学校、空手キッズからのメッセージビデオを視聴しました。
視聴中も、終始笑顔だったイタリアチーム。
「最高だった」と、チームキャプテン、ルイージ選手から嬉しいコメントもいただきました。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございます。
いよいよ合宿も残すところ半分。
日々、緊張感が高まっていくのを感じます。
引き続き、たくさんのサポート、応援をお願いいたします。