東京2020オリンピック・パラリンピック 御殿場市特設ホームページ

御殿場合宿を通して、チームの絆はさらに深まりました

8月2日(月)-合宿11日目-

本日は最終練習日となりました。
今回の合宿は、過去3回の合宿と比べ一番長い合宿となります。

東京2020大会で初めて採用された空手競技。
監督、コーチ、選手、練習パートナー、医師、トレーナーの全員が初めての経験に挑んでいます。
特に選手にとっては、2024年パリオリンピックで空手が採用されないことが決まっているため、文字通り一生に一度のオリンピックとなります。

大会に向けた心身両面での追い込み、新型コロナ感染症への不安、外出によるリフレッシュが出来ない環境での合宿。
誰もが経験したことがない合宿で私が見たものは『チームの深い絆』でした。

今回イタリアから来てくれた練習パートナーは、男子組手のロレンツォ選手・ロザリオ選手・ダニーロ選手、女子組手のヴィオラ選手・ジュリア選手、男子形のアレッサンドロ選手の計6名です。
いずれも若手で、大会出場選手に憧れ、慕い、仲が良く、東京2020大会への出場準備を手伝えることに誇り持ち来日しました。

夜に行われた合宿最後のミーティングでは、明日イタリアに帰国するコーチや練習パートナーに向けて、選手村へ出発する選手たちから感謝の言葉が語られました。

マッティア選手とアレッサンドロ選手は2008年に代表入りしてから13年間、共に世界で戦い続けてきたライバルです。
マッティア選手の形を確認し、アドバイスし、時には手本を見せる。
ジュニア時代から苦楽を共にしてきた友のサポートは、マッティア選手の調整を助け、気持ちを支えました。

シルビア選手とヴィオラ選手もジュニア時代からイタリア代表として共に成長してきました。
『シルビアの勝利は私の勝利』
ヴィオラ選手が語ったシルビア選手への激励は、これまでの2人の努力が詰まったものでした。

アンジェロ選手はネッロコーチの支えがありここまでこれたと語りました。
ネッロコーチは過去御殿場合宿に参加し、2017年のKARATE1シリーズA沖縄大会では東京2020大会日本代表の荒賀選手と決勝を戦った、イタリアチームのリーダーでした。
コーチに転向してからは、選手に一番近いコーチとして技術面、メンタル面でチームを支えてきました。

そして、チームのキャプテンであるブサ・ルイージ選手は「今までありがとう。君たちも主人公だ。私たちの夢は、君たちの夢でもある。」と伝え、チームの想いを背負って戦う決意が語られました。

一人ひとりがチームを形成する重要なピースとして、家族の一員として全身全霊をかけ自身の役割を果たし、情熱を持ってチームを作る。

大会に向け、イタリアチームの絆はより深いものとなりました。

また、『御殿場市が誇るイタリアチームの一員』である御殿場西高校空手道部とオンライン交流を行いました。

御殿場西高校は8月12日(木)から始まるインターハイに向け厳しい練習を重ねています。
「世界一」「日本一」を目指している両者は、過去の合宿では練習相手として心からお互いを尊敬し、高め合ってきました。
今回は残念ながら参加できませんでしたが、画面上にお互いの姿が見えた時の大歓声と拍手、ルイージ選手の第一声「君たちがいなくて本当に寂しい」という言葉が、お互いの信頼を感じさせました。

合宿最後の練習は、個人練習が中心となり、各々が練習パートナー、コーチと最後の確認、体のメンテナンスを行いました。

合宿期間中に行われた公開練習には、延べ約200名の方が参加いただきました。
大きな応援をいただき、ありがとうございました。

また、これまでチームに向けた応援映像にご協力いただいた団体の皆様にも重ねてお礼申し上げます。

日本一の「市民の応援でおもてなし」をチームに届けることができました。

最後に、ルイージ選手から、この合宿を終えて、皆様へメッセージがあります。

ルイージ選手からのメッセージはこちら!

チームが御殿場を離れてしまうことはとても寂しいですが、気持ちは一つ!
引き続き、選手たちが活躍できるように御殿場から全力で応援していきます!

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