12月16日、玉穂小学校にて御殿場西高校出身で東京2020オリンピック空手競技に出場した佐合尚人さんによる講演会と空手教室「世界に羽ばたけ空手キッズ」が開催されました。
講演会は玉穂小学校5年生、6年生150人を対象に行われました。
小学生の頃は日本代表になるとは思っていなかったこと、トップアスリートの1日の生活、怪我をしないための体つくりや空手競技の紹介等がありました。合間に実演された開脚ストレッチや瞬発力を鍛えるトレーニング、突き・蹴りではトップアスリートの柔軟性や身体能力に子どもたちから拍手と歓声が上がりました。
また、空手は技の前に礼儀を習う競技で、このことが今の自分の人間関係に繋がっており、今の自分があるのは周りの支えのお陰であることを強く感じていると話されました。
子どもたちへは、それぞれ自分なりの目標を作り、その目標に向かって一つのことを少しでも長く、自分が好きだと思ったことを続けてほしいと語られ、子どもたちからは佐合さんから習ったことを明日から生かしていきたいとお礼の花束が贈呈されました。
空手教室は御殿場市空手道連盟主催で行われ、空手キッズ約80人が参加し、佐合さんから直接指導を受けました。
練習の時から全力を尽くす、突きや蹴りの度に前回より早く打つことを意識する、出来なくても自分の中のベストを尽くす、負けた時の後悔は忘れないで次に生かすことが大切であることなど、日本を代表する選手になるための気持ちや技を惜しみなく伝えられました。
御殿場市は佐合さんが卒業された強豪校である御殿場西高校や多くの空手道場があり、東京2020大会では金メダルを獲得した空手イタリア代表の合宿地に選ばれた空手が盛んなまちです。
今後も御殿場市では、オリンピックのレガシーとして、多くの人に空手の魅力を知ってもらい、取り組みを通して世界を夢見て羽ばたく子どもたちが生まれることを目標に、空手のまち御殿場をより発信していく空手のまちづくりを進めていきます。